自分で作ったこだわりのワイン用ブドウから作られたワインを仕込み、販売しています。

代表の渡辺と申します。 全く毛色の違う業界におりましたが、定年を前にワインエキスパートの資格を取得し、その勢いでワインの世界に足を踏み入れました。

約10年前に勝沼の東夢ワイナリーにめぐり合い、ワイン用ブドウの産地として定評のある勝沼「鳥居平」の耕作放棄地を開墾してブドウ栽培を始めました。

徐々に圃場を広げながら、自ら甲州、シラー、メルロー、ヴィオニエなどのワイン用ぶどうを育成しており、2013年の秋より、本格的な収穫が始まり、甲州種、甲斐ノワール種などのワインを委託醸造しました。

2019年9月に、念願のワイナリーをオープンし、同年秋より、自社で仕込みを開始し、年末には一部ワインの完全自社ブランド化が叶いました。

瓶内2次発酵による微発泡ワイン(ペティアン)の製造販売にも挑戦しています。

Vision

まずは、「自分が気軽に毎日でも飲みたい。」と思うような、「自然で安全で個性的なワインを自らの手で作りたい。」というのが、基本理念です。 そして、「手ごろな価格で個性的なワインを楽しみたい。」という方に、「物語とともに、お分けして楽しんでいただきたい。」 そのためには、大量生産はできませんが、土壌の管理~収穫までの栽培管理からブドウの破砕~仕込み~瓶詰までの醸造管理、そしてお客様に届けるまでの販売管理まですべて自らの手で自らの責任で行う必要があると考えます。

Mission

多くの人に愛されているワインを自らの手で作ってみたいと思う人は大勢いると思われ、現在、規制緩和もあり国内でも多くの小規模なワイナリーが設立されつつあります。 しかしながら、別の仕事を持ちながら、当面は趣味としてワイン造りにかかわりたい、あるいは、定年退職後にワイン造りにかかわりたいとの思いを持ちながらも、本格的なワイナリー設立には相当の資金、販売の課題がのしかかります。 この課題解決方法として、ボランティアとして既存のワイナリーの仕事を手伝いながら、ワイナリーに協力を仰ぎ、ワイナリーのメンバーとして自らのこだわりのワインを造るというスタイルがあります。 現在、このようなワイナリーは多くはありませんが、今後の一つのスタイルとして定着させ、また拡大し、ワインを造る喜びを広めてゆきたいと考えます。

Action

2009年春、勝沼の東夢ワイナリーのご協力をいただき、勝沼は鳥居平地区の耕作放棄地約1反歩(1,000平方メートル)を借り受け、1年かけて開墾。 翌2010年に、甲州ブドウの苗木を植えつけ、いよいよスタート。 1年目は鹿の食害にあい、農業のむずかしさを早速体験させられましたが、2014年秋には約120kg程のブドウがとれ、自前で用意したタンクで仕込み、少量ですが、80本ほどの初のリリースにこぎつけました。 鳥居平での育成に平行して、岩崎地区の畑、さらにすでにワイン用ブドウの植えられた日休地区の畑も逐次借り受け、そこで収穫されたブドウを使い、2012年の秋にはすでに本格的な醸造を開始。 2013年には酒類販売免許も取得。 自らのワイン販売サイトを構築し、プライベートワインの販売を開始しました。 東夢ワイナリーに個人として第1号の参入でしたが、その後、同じような志を持ったメンバーが相次いで参入し、それぞれ協力しあってそれぞれのプライベートワインづくりに励んでいます。

メディア取材実績